社会言語学(神谷ゼミ)
教員氏名 | 神谷 雅仁(かみや まさしと) |
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職名 | 准教授 |
専門分野 | 社会言語学、応用言語学 |
ゼミのテーマ
言語学全般、多言語主義、言語バリエーション(地域方言、社会方言)、言語政策、異文化コミュニケーション、ポライトネス、etc.
このゼミでは、どのようなことを、どのように学べるか
本ゼミナールの掲げる目標は①大学という場での学問や専門的な研究を始めるために必要とされる、様々なアカデミック・スキルズのトレーニング、そして②言語学全般および社会言語学という学問分野に関する全体像の把握および個別研究の考察の二つです。
まず①に関して、例えば専門書を英語で読む、研究発表をする、ある問題についてディスカッションをするなどがアカデミック・スキルズ修練のための活動です。
そして②の言語学に関する専門的な学びでは、社会言語学を中心とする言語学の分野で扱われる様々なテーマについて学んだ後、各自、自ら設定した研究テーマのもと自己研究を進めていきます。
<主な活動内容> 言語学や社会言語学に関する入門書の輪読と発表、自己研究テーマのもとでのゼミナール論文作成に向けた準備、様々な英語スキル向上のための課題等
このゼミで学んだことは将来どのように役立てることができるか
本学を卒業後、4年制大学への編入を考えている学生にとって、上記のアカデミック・スキルの習得は大いに役立つと考えられます。英語学系や言語コミュニケーション系の学科を志望する学生は本ゼミナールを通し言語の関連分野についての基礎研究や個別研究に触れることになり、それは自らの編入に対する志望動機の明確化と専門知識の集積という意味で重要な役割を担うことになります。
就職希望の学生にとっても、就職した会社で様々な業務を支障なく、効率的に遂行するためには、こういったスキルの鍛錬は決して無駄にはならないでしょう。加えて、社会言語学的な視点から言葉というものをより多角的、そして客観的に見ることができるようになり、業務上、他者とのコミュニケーションをより円滑に行えるようになるでしょう。
学生へのメッセージ
本ゼミナールには物事に真剣に取り組む学生に来てもらいたいと考えます。そして今後自分の進む道や掲げる目標というものに対ししっかりとした意識と責任を持ち、実際に行動できる学生を募りたいと思います。「ゼミナールは必修科目だから仕方なく履修する」といった考え方ではなく、「言語と社会の接点というテーマを是非深く学んでみたい」、「これから自分の進むべき道を神谷ゼミで模索して行きたい」、「神谷ゼミを自己成長の場にしたい」といったような前向きな姿勢でゼミナールを選択する学生を歓迎します。本ゼミナールは厳しさと充実感の両方を味わいたい、そして自分の夢を実現させたい学生にとってはうってつけの学びの場になるでしょう。
なお本ゼミナールの受講者には、今後「言語学概論」および「社会言語学」の科目履修が推奨されます。