上智大学短期大学部 Sophia University Junior College Division

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学びに関する情報

哲学・倫理学(丹木ゼミ)

教員氏名 丹木 博一(たんぎ ひろかず)
職名 教授
専門分野

哲学・倫理学 (特に現象学,哲学的人間学,ケア論)

ゼミのテーマ

人間のいのちの意味に関する哲学的研究

このゼミでは、どのようなことを、どのように学べるか

 私たち人間は、自分や他者のいのちの有りように深い関心を寄せ、みずからの一生を通してその意味を問い求めようとする存在です。このゼミナールでは、人間のいのちの意味とその尊厳のありかを、哲学および倫理学の視点から考察することを目的とします。

 ゼミナールの履修者は、人間のいのちに対してどのような問いや関心が自分のうちに息づいているかをはっきり自覚した上で、各自自由に研究テーマを設定することができます。それぞれのテーマについて、適切な文献の選び方、その正確な読解の仕方、また自分の立てた問いを考察する方法を学んだ上で、その研究成果をグループおよび個人で発表し、その発表について全員でディスカッションします。そうしたプロセスを何度も重ね、自分のうちに深く潜んでいた哲学的問いを明確に表現できるようにし、その問いをじっくり探求していきます。

このゼミで学んだことは将来どのように役立てることができるか

 哲学的思考に馴染むことによって、ふだん当たり前だと思っていることを新たな光のもとに見つめ直すことができます。それは、与えられたことを鵜呑みにするのではなく、本当はどうなのかを徹底して問うクリティカル・シンキングの力を養うことを意味します。それはまた、人間本来のいのちの豊かさを再発見することにもつながるはずです。

 わたしたちが生きている世界の一つひとつの事象をていねいに見つめていくと、その根底には必ず根本的な疑問が潜んでいることに気づくはずです。哲学とは、そうした疑問から目を背けず、その意味を大切に味わいながら、明確な問いにまで練りあげ、その問いに首尾一貫した仕方で答えを与えようとする営みです。これによって養われるのは、自分自身の人生を主体的に生き抜こうとする力です。

学生へのメッセージ

 このゼミナールで大切にしているのは、自分自身の問いを発見し、自分の力で考察していくことです。そのために、他人の意見に耳を傾けて自分の考えを批判的に吟味し続けたり、多くの本を読みこなし、お互いに啓発しあったりする積極的な姿勢が求められます。

 以上の作業を継続していき、最終的に自分の研究テーマについて一つのまとまった学術論文を仕上げてもらいます。それはかなり苦労の多い作業となることでしょうが、今後の人生のための大切な基盤作りとなるはずです。力を合わせて頑張っていきましょう。

 なお、私は今年の秋学期にサバティカル休暇を取りますので、丹木ゼミを選択した学生は、プレゼミナールは宮崎ゼミを受講してもらうことになります。来年のゼミナール I からご一緒しましょう。

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