上智大学短期大学部 Sophia University Junior College Division

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学びに関する情報

哲学・倫理学(丹木ゼミ)

教員氏名 丹木博一(たんぎひろかず)
職名 教授
専門分野

哲学・倫理学(特に現象学、哲学的人間学、ケア論)

ゼミのテーマ

他者との平和的共生に関する学際的研究

このゼミでは、どのようなことを、どのように学べるか

 私たち人間は、自分や他人のいのちの有りように深い関心を寄せ、みずからの一生を通してその意味を問い求めようとする存在です。同時に人間は、生きるために、またよく生きるために他者とのかかわりを必要としつつも、内紛や戦争の絶えない世界で、平和の実現を願い求める存在でもあります。そこで、このゼミナールでは、人間のいのちの意味を見据えながら、平和の意味とその実現可能性を考察することを目的とします。

 ゼミでは、平和学の基本を学ぶによって、平和の意味に関する幅広い関心を目覚めさせることができます。次に、平和に関する基本文献を共にじっくり読み進めることによって、テキスト批評の方法を学ぶことができます。さらに文献の選び方や問題提起と探求の方法を習得することによって、自らの研究テーマを自力で考察していくことができるようになります。その成果は適宜、研究発表やレポート作成、論文執筆の形で披露していただきます。

このゼミで学んだことは将来どのように役立てることができるか

 このゼミでは、平和の可能性を、倫理学、心理学、政治学など多面的な視点から学際的に考察しますので、複眼的な思考法を身につけることができます。そうした思考に馴染むことによって、ふだん当たり前だと思っていることを新たな光のもとに見つめ直すことができます。それは、与えられたことを鵜呑みにするのではなく、本当はどうなのかを徹底して問うクリティカル・シンキングの力を養うことを意味します。

 困難な状況から目を背けることなく、どうすれば希望を手にすることができるかを共に模索することによって、自分自身の人生を主体的に生き抜く力が養われるはずです。主体的に生きる力が備われば、人間本来のいのちの豊かさを新たに発見し続けることができるようになります。

学生へのメッセージ

 このゼミナールで大切にしているのは、自分自身の問いを発見し、それをみずから考察していくことです。そのためには、他人の意見をとおして自分の考えを批判的に吟味し続けることが必要です。自身の問いの発見と考察を実現するには、多くの本を読みこなす努力と、ディスカッションを通してお互いに啓発しあおうとする積極的な姿勢が求められます。それぞれの問題意識を共有しあい、互いに学び合うことによって、現実を見るまなざしをより豊かなものにしていきましょう。

 なお、丹木は2019年度秋学期研究休暇のため、不在になります。皆さんとご一緒できるのは、2019年度春学期までとなります。その後、このゼミは、平和学と神学を専門としておられるトーマス・ヴァルキー先生に引き継いでいただきます。ご了承ください。

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