キャンパスリポート
ソフィアオンラインにほんご教室
2020年7月5日
上智大学短期大学部では、秦野市在住の外国にルーツをもつ児童・生徒やその家族を対象に日本語学習・教科支援を行う、「コミュニティーフレンド」活動を長年実施しています。2020年度の活動は新型コロナ感染症感染拡大防止の観点から休止となりましたが、なにか休校中のこどもたちの支援ができないかと模索した結果、5月下旬よりビデオ会議アプリZoomを活用したオンラインでの日本語学習・教科支援「ソフィアオンラインにほんご教室」がスタートしました。
教室の開始時刻が近づくと、一人また一人と、元気そうな子供達や学生の笑顔が次々と画面に映し出されます。一週間ぶりの再会を皆で喜んだ後、学生は子どもとペア、または2～3人ずつの小グループに分かれ、学校の宿題や苦手分野に取り組んだり、お話したりしながら一緒に楽しく勉強しています。はじめは慣れない操作や新しい支援の方法にとまどいながらも、回を重ねるにつれ新たな発見があり、子ども達も学生達にも笑顔が増えていきました。
コロナ禍で人と人との直接的なつながりが薄れがちな日常生活を過ごす中、初の試みであるオンライン支援活動に参加する学生達は、「今だからこそできること」を自ら考え、仲間とともに試行錯誤しながら、オンライン支援ならではの利点を最大限に活用し、子ども達を全力で支援しています。
Men and Women for Others, with Othersの精神を引き継いで、新たな支援の形に挑戦する学生たちの熱意と優しい笑顔が、今日もみんなの心を明るくつなぎ、子ども達の未来を支えています。
