英語によるアウトプットを楽しもう!
神谷 雅仁 准教授
専門分野:社会言語学、言語コミュニケーション
英語による発信力・表現力を強化する
本学の学生が全員受講しなければならない科目のひとつに必修英語(I~IV)があります。学生たちはこれらの科目を通し英語の4技能を総合的に学んでいきます。授業では様々な英語の学びが展開しますが、中でも力点が置かれるのは英語による自己発信力・表現力です。つまり、英語ということばを用いて、自分の考えや意見はもちろん、自分が感じたことや得た情報などを相手に伝達する力を伸ばすような授業の内容になっています。例えば、私が担当する必修英語(英語Ⅰ)の授業では、受講者が英語によるスピーチとプレゼンテーションをそれぞれ一回ずつ行い、また英語の本を読んで、それに対するBook Report を英語で作成します。これらにより英語による発信力・表現力を鍛えていきます。
日常生活の中で英語によるアウトプットを楽しもう!
英語力は文法・語法の勉強や読解・聴解のトレーニングだけでは伸びていきません。これら受動的スキルのアップに加え、アウトプットをすることもとても重要です。ただしアウトプット行動を「英語の勉強」の一環ではなく、日々の生活における「英語で楽しむ」時間としてとらえてみてもいいかもしれません。例えば、自分の好きな歌手やバンドの英語の歌を、歌詞を見ながら歌ったり声に出して読んだり、あるいは洋画やドラマを見ながら登場人物のセリフをシーンに合わせて復唱したりするのもおもしろいでしょう(音声言語によるアウトプット)。また英語で日記をつけるのも効果があります(文字言語によるアウトプット)。このように、楽しみながらアウトプットすることも英語力のアップにつながります。