上智大学短期大学部 Sophia University Junior College Division

アドバイザー制度について

小林 宏子 准教授
専門分野:キリスト教(聖書思想)、人間学

自律した学修者となるように指導します

本学ではアドバイザー制度を採用し、入学年度の春学期は主に必修英語Ⅰの科目担当教員が、秋学期から2年次にかけてはゼミナールの科目担当教員が、アドバイザーとして学生の履修、進路、学生生活全般に関する個別の相談に応じます。成人年齢が18歳に引き下げられたとはいえ、学生たちが自律した大人になるには、乗り越えなければならない課題が残されています。そのため、初年度の春学期にはキリスト教ヒューマニズムに基づく人間観を通して、他者への依存を拒否する意味での自立と、他者と自分の間にふさわしい距離を保った上で他者とかかわる意味での自律の違いを学び、秋学期からのゼミナール科目を通して卒業後も社会の中の課題を見出し、他者とかかわりながらその課題解決に取り組む自律した学修者となるための力を身につけます。

 

自分で考えて選び、選んだことを粘り強く実行することを見守ります

そのためにこそ本学では種々の学修プログラムやガイダンスを提供しますが、学生の立場に立てば、様々な可能性が次々と示され、選択の幅が広がれば広がるほど、自分に合った進路を選ぶことは困難に思われるようになり、期待と不安、可能性と限界の間を揺れ動く不安定な時期を経験することになります。また、選択した後でも実際に目標を掲げて歩みを進める過程では、挫けてしまいそうになることも起こります。そのような学生たちにとって、一番力になるのは歩みを共にして支え合える友達ですが、そうした学生たちを身近で見守り、必要があればいつでも相談にのれる態勢で控えているアドバイザーの存在も大きいと自負しています。学生が、自分の思いを言葉にし、相手により正確に伝わる表現を探すのを待ちながら、客観的な視点からの対話を繰り返すアドバイザーとなることで、学生が自分で考えて選び、選んだことを実行していく歩みに同伴しています。

 

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