本学学生の海外留学に関する大学方針について(2022年7月以降の渡航の取り扱い)
2022年6月17日
上智大学短期大学部学生の皆さんへ
上智大学短期大学部
本学では在校生の皆さんの安全を最優先とし、大学プログラム、私費留学のいずれにおいても、外務省の海外渡航危険レベル・感染症レベルがともに1以下等の条件を満たすことを、渡航を伴う海外留学派遣プログラムの実施判断基準の原則としています。
現在も多くの国では外務省の感染症レベルが2以上となっており、上記の原則に照らせば渡航を伴う海外留学派遣プログラムの実施は困難ですが、各国でのワクチン接種率の向上やウィズコロナ政策への転換による現地へのアクセス改善や滞在時の制限解除等、一時期に比べて渡航留学への環境が改善しつつあります。
新型コロナウィルスの感染状況は、渡航を伴う海外留学を実施する環境としては、未だ楽観視できる状況とはいえませんが、ワクチン接種が進み、新型コロナウィルス感染症に対する医療の進展がみられる等、新型コロナウィルスに対する社会の対応が一定程度進んできたことから、2022年7月以降は、特例措置の要件として「海外渡航のための特別審査基準(略称:渡航特別審査基準)」を定め、個別に許可を得た場合には渡航を認めることとします。また、特別審査により大学から事前に許可を得る必要がある海外渡航は、以下の通りとします。
<特別審査による許可を得る必要がある海外渡航>
① 休学中の海外勉学などの自己手配留学(大学へ海外渡航届を提出するもの)
②大学主催の海外でのプログラム(短期語学講座プログラム等)
【渡航特別審査の主要な条件】
(1)渡航先が日本の外務省の海外渡航危険レベル1以下(治安レベル1以下)であること。
(2)渡航予定の国での日本からの入国・滞在制限がなく(渡航に必要な査証が発行される、等)、
渡航・滞在に支障がないこと。
(3)心身ともに健康状況に問題がなく、ワクチン接種他、渡航に必要な準備・対策をしていること。
(4)留学者自身が滞在時のリスクを理解し、リスク対策をしっかり検討していること。費用負担も含む渡航に伴うリスクに対応できること。また、渡航中もリスクの軽減やトラブル回避に努めること。
(5)上智大学短期大学部指定の海外渡航保険・危機管理サポートに加入すること。また、留学中も連絡先等の危機管理システムへの登録と更新を行うこと。
(6)大学からの帰国要請があった場合は要請に応じる等、大学からの指示に従うこと。
なお、上記以外の海外渡航については、大学での渡航特別審査の対象とはしませんが、以下の点に留意し、現在のリスクやご自身の状況を予め確認の上、渡航時期や渡航先、現地での活動内容の妥当性を踏まえて、海外渡航の是非は慎重に検討し、渡航する場合には十分な準備をしたうえで渡航してください。
① 新型コロナウィルスに関する状況は予断を許すものではなく、依然として、新型コロナウィルス感染拡大前の状況に比べると、海外渡航はリスクが高いものであり、慎重なリスク対策が必要であること。
② 地域によっては、平時に比べて医療体制がひっ迫していたり、社会情勢が不安定化していたりする等の状況があり、渡航前の現地の状況の調査、リスクの分析、リスク対策の検討が必須であること。
③ 留学・渡航中は、感染症と安全面両方において、緊張感をもって、リスク低減のための対策をとることが不可欠であること。
④ 海外に渡航して現地で感染した場合には帰国するための航空機に乗ることができない、予定していたフライトがキャンセルされる等の事態が少なからず発生しており、帰国のスケジュールが予定どおりにならないリスクがあること。
⑤ 大学としては、海外渡航や帰国の遅延を理由として授業履修に関する特別の取扱いを行うことはないこと。
⑥ 以上を踏まえ、海外渡航をするかどうかを検討するにあたっては、平時よりも様々なリスクが高い環境下で渡航すべき理由があるかをよく考え、本学所定の海外渡航自己チェックシートを用いて十分な準備が出来ているか、自己が責任をもってリスクを引受けることができるかどうかを慎重に検討すること。
渡航特別審査の申請方法、セルフチェックシートに関する詳細は、今後Loyolaに掲載予定です。確認してください。
以上