キャンパスリポート
ソフィアオンラインにほんご教室 ‐ 冬のイベント
2021年1月19日
本学では、秦野市在住の外国にルーツをもつ児童・生徒やその家族を対象に日本語学習・教科支援を行う活動を継続的に実施しています。本年度は、Zoomを活用したオンラインの日本語学習・教科学習支援教室（ソフィアオンラインにほんご教室）を火曜日と金曜日の夕方に週2回行っています。
今回は、年末年始に行われた二つのイベントの様子をご紹介します。
１２月最後の活動日１２月２２日には、クリスマス会が開かれました。例年は、参加している子どもたちの保護者からのお国料理の差し入れなどを囲んでのクリスマス会を行ってきましたが、今年度は、オンラインでの開催となりました。クリスマスに関するクイズでは、全員が反応ボタンで参加したり、バーチャル効果による仮装など、オンラインならではの利点を活かし、学生が趣向を凝らし入念に準備した企画に、子どもたちも学生も時間を忘れて夢中で参加し、笑顔の絶えない1時間半を過ごしました。
また年明け１月５日には、新年会が開かれました。世界の国々の新年の風習に関するクイズでは、子どもたちのルーツがある国々に関する問題に、高々と手を挙げ、誇らしげに答える子どもたちの姿を優しく見守る学生の笑顔が印象的でした。
また、日本のお正月料理や風習の紹介後には、子どもたちから寄せられた「おせち料理を食べたことがないから、一度食べてみたい」という感想を耳にし、学生たちにとっては、自分にとってのあたりまえはみんなのあたりまえとは限らないと、新鮮な異文化理解を体験する場となったようです。
先の見えないコロナ禍、自身の学生生活や日常生活に制約があるなかにおいても、子どもたちのために、今だからこそ自分にできることを考え、仲間とともに試行錯誤しながら、Men and Women for Others, with Othersの精神を胸に、学生たちは今日もこどもたちに優しく寄り添い、支え続けています。