上智大学短期大学部 Sophia University Junior College Division

キャンパスリポート

2020年度 ゼミナール決定について

2020年8月5日

 本学では、1年次生の春学期に、プレゼンテーションやレポート作成の方法など、大学での自律した学びに必要なアカデミックスキルの基礎を身につけるための「基礎ゼミナール」を履修します。それは、秋学期から2年次にかけて「プレ・ゼミナール」「ゼミナールⅠ」「ゼミナールⅡ」と段階的に進む必修科目への準備でもあります。ゼミナールは同じようなテーマに関心を持つ学生が集い、学生自身が主体的に調査・研究、発表、議論をしながら各分野への理解を深めることを目的としています。そのため、ゼミナールの選択は、各自の進路を視野に入れて行うことが望ましいと言えます。しかし、ゼミナールには定員があり、例年、志望理由書と面接によって担当教員が選抜する第一次募集と、抽選で選抜する第二次募集の2段階を経て決定していましたが、今年は、全員があらかじめオンライン上のフォームに第8希望までを入力し、抽選によってゼミナールを決定する方法を取りました。

 学生は、各ゼミナールについての情報を、シラバスや「ゼミ紹介」の文字資料からだけではなく、教員がそれぞれの専門領域やゼミナールの内容を約20分間にまとめたオンライン上の音声つきのパワーポイント資料である、ショートレクチャーからも得ました。実は、「基礎ゼミナール」の授業では、いくつかのショートレクチャーを視聴して、ノートテイキングの練習を行うという課題が出されており、学生はそれらを通して、関心のあるゼミナールをいくつか選び出していました。更に、Zoomによる「ゼミ説明会」や、2年次生が受講している実際の授業「ゼミナールⅠ」を自由に見学できる「オープンゼミ」も設定されましたので、一年次生は、3つの「ゼミ説明会」と、出来る限り多くの「オープンゼミ」を見て回ることで、その内容と雰囲気の理解に努めました。

 このようにして定められた期間内に所定の手続きをした一年次生は皆、所属するゼミが決定しました。授業最終週の7月29日にはZoomによる最初の「ゼミ別集会」が開かれ、ゼミナール担当教員やクラスメイトとなる学生たちが顔を合わせました。

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