上智大学短期大学部 Sophia University Junior College Division

キャンパスリポート

卒業生を対象としたゼミ別集会を実施しました

2020年4月10日

3月14日(土)に実施する予定であった卒業式・学位授与式は、新型コロナウイルス感染症の影響拡大により、大規模な感染拡大リスクがあることを考慮した結果、残念ながら中止となりました。

卒業式・学位授与式に代わり、同日に卒業生のみを対象とした「ゼミ別集会」を実施しました。感染のリスクを少しでも軽減するため、ゼミナールごとに午前・午後の2回に分け、各教室にて短時間かつ、規模を縮小して実施しました。

ゼミ別集会の冒頭、山本浩学長が校内放送を通じて、卒業生にメッセージを伝えました。

「皆さんは今日までの2年間、教室での授業を通して、また教室外での様ざまな活動をとおして、「Men and Women for others, with others - 他者のために、他者とともに」という上智の教育理念に触れてきたことと思います。これからも「他者のために、他者とともに」という上智の精神を忘れることなく、他者に寄り添った人として生きて行っていただきたいと願っています」と語りかけ、卒業式で朗読される予定であった新約聖書・ルカによる福音書10章「善きサマリア人のたとえ」を紹介しました。

また、「今後、どのような世界にあっても、忘れずに心がけてほしいと思っていることがあります。それは、何かを判断し決断するときに、付和雷同することなく、自分の頭でじっくりと考えて自分で結論を出して行動してほしいということです。これからの人生の中で、必ずや大きな困難に出会ったり、右に進むべきか左に進むべきか判断に迷う岐路にさしかかったりすることがあるはずです。そのようなときに、自らの考えに基づいた判断をしてほしいと思います。不確かな情報によって左右されたり、他人の無責任な言動に動かされたり、無意味な流行や時流に流されたりすることなく、自分でよく考え、自分で判断して、自分の進むべき道を見つけていってほしいと思います」と述べて、卒業生たちを激励しました。

その後、卒業生はゼミナール担当教員から一人ひとり学位記を授与され、友人や先生たちと名残りを惜しみつつ、思い出の詰まった学び舎を後にしました。

 

キャンパスリポートCampus Report