上智大学短期大学部 Sophia University Junior College Division

キャンパスリポート

国際学院高等学校との高大連携交流会を実施しました

2017年2月21日

活動風景988 1月14日(土)に本学学生15名とユネスコスクールの国際学院高等学校2年生24名が高大連携交流会に参加しました。今回参加した本学の学生は国際教育学のゼミに所属しており、おもに開発教育や参加型学習の理論と実践について専門的に学んでいます。今回の交流会では、「パーム油のはなし」という開発教育のワークショップを実施しました。このワークショップは、日本の食品に多く使われているパーム油をテーマに、私たちの消費生活が開発問題や環境破壊、児童労働や貿易の不均衡などの問題とつながっていることを理解し、私たちに何ができるのかを考えることをねらいとしています。

 今回は、本学の学生の司会進行のもと、フォトランゲージやディスカッション、ロールプレイなどの参加型学習という手法を実践しました。この手法は参加者の主体性、協働性が育まれるとされています。本学の学生は、事前に1年生のゼミ生を対象にワークショップの練習を積んできましたが、高校生に実践するのは初めてで、不安な面持ちの学生もいました。しかし、ワークショップが始まると、高校生から次々と発言があり、開発をめぐる議論が大いに盛り上がっていました。

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 ワークショップ後に高校生に記入してもらった「振り返りシート」によると、「今の自分たちの便利な生活が、一部の人たちの生活をある程度犠牲にして成り立っていることがわかった」、「自分たちは当たり前のように油の入った製品を使ったりしているけど、その背景にはマレーシアの多くの先住民の方の苦労があるんだと思いました」、「自分たちや企業が自らを犠牲にして手を差しのべることができれば一番理想に近づける思う」などのコメントが寄せられました。本学の学生も高校生と多様な意見を交わすことができ、貴重な学びの機会となったようです。今後も引き続き交流を続けていきたいと思います。

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