キャンパスリポート
クリスマスを待つこころ
2016年12月17日
12月のアドベントシーズンも半ばを迎え、学生達とクリスマスの馬小屋を準備しながらイエスの誕生を待つお母さんマリアのことを考えました。
美しく飾られるNativity Sceneは、13世紀にアシジの聖フランシスコが字が読めない人々にもイエス誕生の神秘を理解できるように配慮したことから始まりました。
実際の馬小屋は、寒く、薄暗く、動物の臭いに満ちていて、湿った藁の飼い葉おけに生まれたばかりのわが子を寝かせるしかなかった若い母親の辛さは想像できます。
しかし、母となったマリアの喜びと感動はそれを凌駕していたと祈りながら思いました。神様は最も貧しく小さく苦しみの中にある人々に希望の光を与えられたと。
師走という字の通り教職員も学生も目の前の課題をこなすことに忙殺されているこの頃ですが、少し私たちの周りに起こる小さな出来事に心を向けてみたいと思います。
その人のために祈り、感謝し、ゆるし、心を開くことで生まれる暖かな光こそマリア様の感じたクリスマスの美しさではないでしょうか。
皆さんの心にそして皆さんの大切な人々の心に美しい光が宿るクリスマスでありますように。
岩崎明子(教員、聖マリア修道女会会員)
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