キャンパスリポート
1年生のカレッジフレンドがはじまりました!
2016年11月9日
本学では、サービスラーニングと呼ばれるボランティアが盛んですが、その活動の一つに、秦野市内の小中学校で、外国につながる子どもたちの日本語支援を行う活動(カレッジフレンド)があります。今学期は40名弱の学生が、毎週小中学校へ行きます。活動初日、S小学校に1年生のKさんを連れて訪問しました。
まず、校長室で校長先生、教頭先生と面談しました。Kさんは、実はこの小学校の卒業生ということで、校長先生ともお話がはずみました。また、短大卒業後4年制大学に編入学した先輩が、小学校の先生をめざして、S小のお手伝いなどにも参加しているという嬉しいお話を伺うことができました。
この学校では、外国籍の児童は10名に満たないそうです。外国籍の児童が多く在籍する学校には国際教室という日本語教室があり、担任のような役割の先生がいらっしゃいますが、こちらでは、外国籍児童の母語が堪能な指導者が市から派遣されており、先生方と共に直接サポートしているそうです。カレッジフレンドは、その先生方の補助をすることになります。Kさんは真剣に先生のお話に耳を傾け、自分の役割を理解しようとしていました。
今日は担当するこどもとの初顔合わせでした。用意された部屋で、授業2コマ分の時間を使い、算数などの補助をして活動は終了しました。小さな声で話すおとなしい男の子でしたが、ときおりちらりとKさんの顔を見て、どんな人なんだろうとうかがっているようでした。Kさんは緊張しながらも、明るくあたたかく語りかけることができていました。また、休み時間には子どもの在籍学級へ一緒に行って、教室の様子やクラスメートを見てくる積極性もありました。まずは、相手を知ることから始められそうです。
さあ、いよいよ来週からは、毎週ひとりで教室に入って授業のサポートをします。Kさん、頑張ってくださいね。
英語科教授 サービスラーニングセンター長
宮崎幸江