キャンパスリポート
春のサービスラーニングが始まりました
2016年6月10日
サービスラーニングとは、地域社会への奉仕(サービス)とそれに係わる学び(ラーニング)を融合したものです。子供を対象とした英語教育活動や外国つながりの子供や保護者を対象とした日本語教育活動が中心的なものです。そのような活動を希望する学生を対象に、4月14日より6月2日まで新一年生対象のサービスラーニング入門講座全7回が開講され、延べ900名ほどの一年生が受講しました。本学教職員が講師を務め、コミュニケーション、外国籍市民、多文化共生等についての知識と理解を深めました。第5回講座には、秦野市教育委員会教育課長・佐藤先生をお迎えし、本学の各種ボランティア活動が小学校、中学校で高く評価されているという話を伺い、ボランティア希望者の士気も上がりました。
[caption id="attachment_3495" align="alignleft" width="300"] (入門講座最終回の様子)[/caption]
学生達は入門講座で活動に向けた第一歩を踏み出します。(また正課カリキュラム内の授業でも活動に必要な言語教育等の知識を身に付けます。) 今年度からは、幼児を連れた親子を対象とした地域英語活動ボランティア「キッズイングリッシュフレンド」が始まり、約20名の学生ボランティアが秦野市の図書館や保育施設で英語読み聞かせ等の活動をしています。またボランティア活動をする学生への支援をする場所として、学内に学生総合支援センターSL部門が設置されており、SLコーディネーターとチューターが学習や精神面での支援を行っています。
[caption id="attachment_3496" align="alignleft" width="183"] (キッズイングリッシュフレンド:アクティビティーの練習風景 SLセンターにて )[/caption]
6名の「メンタルフレンド」は、市内3中学校で順次活動を開始し、笑顔で報告に来る様子が頼もしく見えます。メンタルフレンドは、秦野市の小中学校で学習に特別な支援を必要とする児童・生徒に寄り添って活動します。また放課後に外国つながりの子どもたちやその保護者と日本語を通して交流する「コミュニティーフレンド」希望者の新一年生約80名が、緊張した様子で二年生が行っている活動を見学しましたが、見学後は「とっても楽しかった」と皆笑顔でした。これからの活躍が楽しみです。
[caption id="attachment_3497" align="alignleft" width="220"] (見学の一年生も、子どもたちとお友達になりました SLCにて)[/caption] [caption id="attachment_3494" align="alignleft" width="223"] (子どもたちのために教材を準備します SLCにて)[/caption]
小学校での英語活動を行う「イングリッシュフレンド」と小中学校で外国つながりの児童・生徒を支援する「カレッジフレンド」は、秋学期から活動を始めます。学生達はいつでもSLセンターへ来て、SLコーディネーターやチューターと、ボランティア活動やそれに伴う学習について相談をしています。活動していない学生もセンターに来て、自習したり、お互いに語り合ったり、またコーディネーターやチューターとも会話し、楽しい時間を過ごしています。
学生総合支援センター サービスラーニング部門 多文化コーディネーター 河北祐子
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