上智大学短期大学部 Sophia University Junior College Division

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上智大学特別編入学試験(A方式) 合格者座談会

Aさん 文学部新聞学科、Bさん 法学部国際関係法学科、Cさん 総合人間科学部社会福祉学科 編入学
2022年度卒業

編入学という進路を選んだ理由を教えてください。

Aさん 高校生のときは、自分が将来何をしたいのかが明確ではなく、そうした中で学部学科を選んで4年制大学に進学するのには不安がありました。そのため2年間は好きな英語の力を磨き、深めながら、自分が本当に学びたいことを見極めようと考えており、上智大学短期大学部入学のときから編入学を志望していました。
Bさん 私はもともと短大卒業後は就職を予定していたのですが、1年生の春学期に履修した「日本国憲法A」をきっかけに法学に強い興味を持ち、もっと深く学んでいきたいと思うようになりました。将来、法律の知識を活かして社会に貢献したいという気持ちから、編入学を目指すことを決めました。
Cさん 4年制大学で自分の専門を深めたいと思う一方で迷いもあり、2年間学びながら進学か就職かを判断しようと考えて上智短大に入学しました。入学後、編入学は想像していたよりもハードルが高いと感じましたが、短大のサポート体制が手厚く、先生方も応援してくださるので「自分も頑張れるのでは」と考えるようになり、挑戦を決意しました。

 

どのように編入学先を選択しましたか?

Aさん 気になる授業を幅広く履修する中、1年生の秋学期に出会った「マスメディア論」がとても楽しく、この分野を深めていきたいと考えました。特に、自分が心から学びたいと思えるものがすべて集まっていたのが上智大学の新聞学科でした。学内にテレビセンターを持ち、実習の機会が充実していることにも魅力を感じました。
Cさん 当初は哲学を専門にしたいと考えていたのですが、学びを深めるうちにより具体的な事象に興味が向かうようになりました。ゼミナールの先生にも相談し、紹介していただいたさまざまな本を読む中「生きづらさを抱えている人への支援について学びたい」と思うようになり、社会福祉学科を志望しました。
Bさん 一時は国公立大学への編入学も考えていたものの、上智大学の法学部なら、法律や国際関係、地球環境などを横断して広い視野から学べることに惹かれました。科目等履修生制度を利用して、実際に上智大学で志望学科の授業を受けることで、学びたいことが自分の中でよりクリアになりました。

印象に残っている短大での学びについて教えてください。

Bさん 多方向に対話を重ねるソクラティック・メソッドで進行された、法学系の授業が印象に残っています。他の学生たちの感覚や考え方に触れながら、法律の意味や問題点を深く考えることができました。国際政治や世界のさまざまな思想、経済体制を学んだ「国際関係論」も、編入学に向けた土台づくりとなった授業です。
Cさん 必修科目のひとつだった「人間学」の授業でキリスト教の価値観を学び、今までの自分の常識が世界の常識ではないことに気づくなど、驚きの連続でした。人間の尊厳について深く考えられるようになり、社会福祉士を目指していく上でも大きく成長できました。
A 授業はもちろん、サービスラーニング活動からの学びも大きかったと感じます。地域の小学校で外国にルーツを持つ児童を支援する「カレッジフレンド」では、文化・言語によって受け取る情報が違うということを実感し、メディアのあり方を考えていくための視野が広がりました。

 

どのように編入学試験に備えましたか?

Cさん 私はもともと英語があまり得意ではなく、入学時のTOEICスコアは290点でした。でも、いざ勉強を始めると毎日自分の進歩を感じられるのが楽しく、その日どんな勉強をしたかを詳しくノートに記録していくのが頑張り続ける励みになりました。2年間で最終的には450点くらい伸ばすことができました。
Aさん 「90分で1800字にまとめる」という小論文試験のペースに慣れるために、毎日1本、友達と時間を測って書くようにしました。友達と一緒にやることが継続のモチベーションになりましたし、同じテーマで書いても全く異なる視点があることに気づき、大変参考になりました。
Bさん 志望理由書の作成ではいろいろ悩みましたが、何度も書き直して仕上げました。特編A 方式はこれまで自分が積み上げてきた英語力や成績を活かせる試験であり、普段の授業への取り組みが編入学にそのままつながっていくのを感じられたのが良かったです。

 

大変だったこと、苦労した点などはありますか?

Cさん 周囲のレベルの高さに焦りばかりが募るのが一番大変でした。でも、あるとき祖母から「ライバルではなく、自分を高めてくれる相手と捉えなさい」と言われ、見方が180度変わりました。私が最後まで頑張り抜けたのは、同じく編入学を目指す友達が周りにたくさんいたおかげと今は実感しています。
Bさん 実は私は、口頭試問で頭が真っ白になるという大失敗をしてしまいました。何とか気持ちを立て直して挽回したものの、自分自身の浮き沈みの激しさは試験当日までずっと苦労した点です。勉強が思うように進まずネガティブな気分になったときは、「世界中で活動するジャーナリストになる」という将来の目標をイメージして頭を切り替えました。
Aさん 私も試験のことを思うと不安になることは多かったです。そんなときは自分がそれまで読み込んできた図書や自作した問題集の厚みを見て、自信をつけるようにしました。生活の時間配分に気を配り、勉強するときは勉強する、遊ぶときは遊ぶというメリハリを徹底しました。

上智大学短期大学部に入学してよかったと思うことは?

Bさん さまざまな学問に触れることで、想像もしていなかった新たな可能性を見出せるのは上智短大ならではだと思います。進路に関するサポートも非常に充実していて、キャリア講座では小論文の書き方や面接対策から事務手続きまで、編入学に必要なすべてのことを教えてくれました。
Cさん すごく同感で、短大全体が学生一人ひとりに寄り添う姿勢を持ってくれていることを感じます。私は一度、勉強に挫折しかかってアドバイザーの先生に「もうA方式は諦めたい」と伝えたことがあります。そのとき、先生が「あなたなら大丈夫だから」と親身に話を聞いてくださったのが支えになり、再び頑張ることができました。
Aさん アドバイザーの先生には私もたくさんのアドバイスをいただいて、本当にお世話になりました。また上智短大は、友達と集まって勉強する場所が学内に多く、上智大学の図書館でも本を借りられるなど、学びの環境が整っている点もメリットとして挙げられると思います。

 

編入学に興味を持つ高校生にメッセージをお願いします。

Cさん 上智短大では開講科目が充実していて、普段の授業を通して自分の問題意識や興味を引き出していくことができます。教職員の方々の手厚いサポートのもと、自ら選んだ学びを追求し、編入学という大きなチャンスをつかんでください。
Aさん やりたいことを探している人にとって、編入学はとても良い選択肢になると思います。周囲には編入学を目指す人だけでなく、就職活動に励む友達もたくさんいることも、将来の選択に向けた良い刺激になります。自分自身とこんなにも向き合える2年間はきっと他にありません!
Bさん 編入学試験は、決まったひとつの答えがあるような試験ではなく、だからこそ不安に感じることもあるかもしれません。けれど、真剣に向き合ったぶんだけ充実感や達成感を得られ、人間的にも大きく成長できると思います。自分を信じてぜひ挑戦してみてください。

 

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