上智大学短期大学部 Sophia University Junior College Division

キャンパスリポート

教育の質向上を目指して:短期大学部としての取組み

2016年6月8日

教育の質向上を目指し短期大学部では年間目標を掲げ組織的な取組みを推進しています。個々の教員が自主的に教授法を改善し向上する努力を行うことは言うまでもありませんが、短期大学部では特に組織的な取組みを担うファカルティ・ディベロプメント専門委員会があります。

ファカルティ・ディベロプメントとは「教員が授業内容・方法を改善し向上させるための組織的な取組の総称」と定義されます。FD専門委員会では教授方法を改善し向上させるために毎年9月と2月にFDイベントを実施しています。これまでのイベントでは、授業改善の事例発表、各学期末に実施される学生の授業評価アンケート結果を踏まえた授業改善の提案、キャンパスのメンタルヘルス:支援を必要とする学生に対する対応、イエズス会教育の特徴と建学の精神といったテーマで、専任教員・非常勤教員を問わずに教員相互の問題意識の共有と改革改善の取組みに役立てています。

 

Prof. Hirano photo 12016年2月10日開催FDイベント:「英語教育におけるAuthenticityについて 」

 

 

 

 

 

FDイベントとは別に学科として不定期に集まりを持ち、教員間の連携強化を図る努力もしています。これらの成果の一例として、2015年度春学期および秋学期を通しての期末授業評価アンケートの短期大学部全体の回収率は82.6%(過去3年間の回収率の平均は80.7%)、同様に総合的授業満足度は3.495(満点は4.0であり、過去3年間の総合的授業満足度の平均は3.418)で、授業満足度の数値は年々改善されつつあり、学生自身の協力と教員相互の取組みの結果と考えられます。授業評価アンケート結果を参考に他の指標も考慮して教授法の優れた取組みを行った教員を表彰するGood Teaching Awardが2013年度より創設されました。

 

Prof. Hirano photo 22015年8月25日開催「外国語での教授法に関するFD」

 

 

 

 

 

Prof. Hirano photo 32015年6月16日開催「サバティカル(研究休暇)報告会」

 

 

 

 

 

 

FD専門委員会では、今後も評価文化の醸成、learning communityとしての教員間の連携の強化、各種のアンケートの分析に基づく短期大学部の教育の質保証や学修成果の獲得に向け組織的な取組みの一端を担っていく所存です。

 

英語科教授・FD専門委員会委員長 平野幸治

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